心の和む、お茶のある日常を。
空気にふれないように小分けにし、
他の食品の匂いがつかないようにしっかり密封してください。
お茶にとっての最適な温度は「5~10℃」です。
特に夏期は冷蔵庫にて保管してください。
冷蔵庫から出したらすぐに封を開けず自然に常温にもどしてください。
■カテキンの抗酸化作用
カテキン類は、主にお茶の苦味と渋みをもたらす成分で、全ての味成分のうち最も多く含まれています。
このカテキン類は、活性酸素の発生を防いだり、発生した活性酸素を消したりする働きを持つ為、
体内の組織が老化するのを防ぎ、免疫力を保つことにつながります。
■カフェインの効果
お茶のカフェインは、飲んでからすぐに吸収され、極めて即効性です。
中枢神経を刺激・興奮させ眠気覚ましに効果があります。その他、
心臓や腎臓に作用して利尿を促進したり、胃酸分泌を促して食物の消化や吸収を助けたり、
体脂肪の分解を促進するなど、多くの効能を持っています。
■テアニンの効果
テアニンは、茶特有のアミノ酸でコーヒーやココアには含まれていません。
テアニンを摂ると脳からα波の出現が増え、心がゆったりと落ち着いて、リラックス状態になります。
■お茶のビタミンCは壊れない
お茶はビタミンCを豊富に含んでいて、玉露や抹茶よりも、露天で栽培して作る煎茶に多く含まれます。
ビタミンCは熱やアルカリ性に弱く、極めて酸化されやすく、壊れやすい性質がありますが、
カテキン類がビタミンCを守る働きがある為、熱い湯で淹れても壊れません。また、水に溶けやすい為、
お茶で摂るのは効率的です。酸化されやすい為、
半発酵茶の烏龍茶には僅かしか、発酵茶の紅茶には全く含まれていません。
■肥満予防作用
カテキン類は、でんぷんの分解を抑えてブドウ糖の生成を妨げ、
ブドウ糖から作られる脂肪を減少させるので肥満が防止されると考えられています。
■高血圧予防・コレステロール値の上昇抑制作用
カテキン類は、強い血管収縮作用を持つ酵素の働きを抑え・る作用があり、
高血圧の予防に効果的です。また、全カテキン量の半分を占めるエピガロカテキンガレートは
悪玉コレステロールの酸化を抑える作用が強く、コレステロール値の上昇抑制作用があります。
「お茶」を知る上で、最も大切な事、最も気にかけておかなければいけない事は、「おもてなしの心」です。
茶道では、お湯を沸かすところからお客様にお付き合い頂きます。
これは、丁寧に、心をこめてお客様をもてなす気持ちの表れなのです。
もてなしの心お越しいただいたお客様にお茶をお出しすることで、
わざわざ訪ねて来ていただいたことに感謝し、
お客様にベストを尽くしてお茶を差し上げる「もてなしの心」が「お茶の心」なのです。